目的や生活に合わせた土地活用を考える

土地活用の方法にさまざまな種類があるというのは、土地の立地条件による制約などのほかにも、活用をしたい目的や、オーナー自身の生活のあり方といった問題に応じて、そのスタイルが分かれたということが理由となっています。したがって、土地活用をはじめるにあたっては、まずは目的や生活といった要素に十分に目を向けて明確化した上で、それにふさわしい方法はどれかといった観点から、慎重に検討を重ねる必要があるといえるのです。しかし、土地活用についての知識がまったくない個人が、すべてを検討することはむずかしいものですので、早い段階からデベロッパーなどの担当者に相談をして、意向にそったプランを練ってもらい、具体的な見積もりなどの提示を受けるというのも望ましいことといえます。

土地活用における目的と方法の検討

土地活用の目的としては、すでになんらかの事業を行っている人が、さらに高収益の分野に進出して利潤を増やしたいということもあるでしょうし、そこまではいかなくても、サラリーマンの副業として、あるいは老後の生活費をかせぐための手段として、それなりの利益を確保しておきたいということも考えられます。そのような収益目的で考えるのであれば、やはりアパート、マンションを建てて賃貸経営するといったプランや、老人ホームやコンビニエンスストアなどの商業や福祉事業に特化した、建物とサービスの一体運用のプランが適切であるといえます。また、収益そのものが目的ではなく、相続をみすえた節税対策ということであれば、自前の資金で建物を建てるというよりも、むしろ定期借地権付住宅の用地として提供したり、あるいはアパート経営の業者に用地として貸し付けてしまうという方法のほうが、土地の評価額を下げて節税を図る上ではリスクも少なく好都合です。

土地活用を生活スタイルから考える

土地活用とはいっても、その土地にオーナー自身が住むことを前提としているのか、それともまったく余剰な土地であって、オーナー自身には別に居宅があるということであるのかによって、選択できる方法はかなり違ったものとなってきます。オーナーがひきつづき住むことが前提であれば、アパートやマンションを自己資金と借り入れによって建てた上で、その一室をオーナーの居宅に充てるという方法が考えられます。また、自己資金が足りないということであれば、等価交換方式のように、デベロッパーとの共同で費用を捻出するというスタイルをとれば、とりあえず区分所有権は取得できますので、やはり同じ土地の上のマンションの一室を居宅とすることが可能です。住むことを前提としないのであれば、土地の売却や、賃貸アパート用地として事業者に貸し付けるという選択も可能ですし、みずからオフィスビルやマンションを建てて賃貸経営するといったこともできるはずです。